あたし、舞妓さんになる。周防正行監督の最新作
【intoroduction】
卓越した観察眼と徹底した取材力、抜群のユーモアで驚きと笑いを生み出す周防正行監督が、20年前から温めていた『舞妓はレディ』。ロックンローラーが修行僧になる『ファンシイダンス』、学生相撲を描いた『シコふんじゃった。』に続いて、周防監督が目を付けたのは“舞妓”。まさに、日本が誇る「おもてなし」のプロフェッショナル。しかし、映画制作へ向けて取材を進めるも、イメージに合う女優が見つからず、長らく温存されることに。
……そして20年の時を経て、一人の少女が再び作品を動かす。主演の座を射止めたのは、鹿児島生まれの16歳、上白石萌音(かみしらいしもね)。その素朴な風貌からは想像のつかない、並外れた歌唱力で周防流シンデレラストーリーを体現。女優という道を一心に歩き出した姿は、ひたむきに芸を磨く主人公・春子の姿と重なる。
この秋、京都の花街を舞台に、舞妓、芸妓、女将、馴染みの客たちが、唄って、踊って、舞いあがる、舞妓ムービーが大公開! 少女の成長を、歌あり踊りあり、笑いと涙たっぷりで描き、誰もが少女を応援したくなる、国民的エンタ—テインメント大作の誕生! |