シャネルの知られざる恋を描いた話題作 1913年パリ。一流のデザイナーの地位を手にしながら、初めて心から愛した男を事故で亡くし、悲しみにくれるココ・シャネル。天才音楽家でありながら、7年前の「春の祭典」初演を酷評され、悲嘆にくれるイゴール・ストラヴィンスキー。そんな2人が出逢った。 「春の祭典」に共鳴したシャネルは、ストラヴィンスキーを妻子と共に、パリ郊外の別荘に招待する。至高の芸術を求める2人は、たちまち恋に落ち、互いを刺激し、高め合う。その恋は、2人の中に眠っていた新たな創造力を、次々と開花させていったのだ。初めての香水創りに魂を注ぐシャネル。「春の祭典」再演に命を賭けるストラヴィンスキー。秘められた恋の思わぬ行方は------?
サロゲートの誕生―未来は今― 「この映画の設定は、身代わりロボットがちょうど携帯電話やコンピューターのように、社会に蔓延しているというものです」と監督のジョナサン・モストウは言う。モストウは続ける。「身体的接触がどんどん希少になっていく世界で、愛の観念はその意味を失われてしまうのではないだろうか?それがこのストーリーを通して私たちが探究しようとしたテーマです」 これが処女作となったグラフィック・ノベル原作者のロバート・ヴェンディティがこのユニークな設定を思いついたのは、ある出版社のアトランタ郊外にある配送倉庫で働いていたときのことだ。グラフィック・ノベルのための新しいアイデアを模索していたヴェンディティは、大学生時代に読んだある社会学の本のことを思い出した。その本は、オンライン・ゲームに熱中する人々の行動を研究したもので、「彼らは、実生活の自分とゲーム上の自分を同一化し、ときには仕事や結婚生活さえも失ってしまう。自分以外の何かになりたいと思うのは、人間の根本的な願望のひとつです」とヴェンディティは回想する。 彼はそのアイデアを肉付けするため、人々がサロゲートを利用する様々な理由について想像してみた。ひとつは、自分の代わりに働かせるサロゲートを持つという実用的な理由づけ、また永遠の若さや男らしさといった理想の見た目を実現する、言わば整形手術の代わりとなる部分もサロゲートが担うという発想が生まれた。
夏樹(佐藤江梨子)は大型書店に勤める書店員。10代の頃、愛というものを理解できず、生きづらさを感じていたが、本によって救われた経験があり、そのこともあって今彼女は独自の本棚を作り、自分のコーナーとしている。夏樹の作る本棚に魅せられた客がその書店には集まってくる。そのなかのひとり、中年の女性が事件を起こす。それがきっかけで夏樹は、彼女の息子、光治(柳楽優弥)と出会う。光治の家庭は荒廃しており、光治もまた本を支えに生きていることを知り、二人はかけがえのない関係を築いていく。本を通してつながる書店員と少年との物語。