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リビングライフTOP>新作映画情報>2015年12月公開作品

(C)2015 Ertugrul Film Partners


[監督]田中光敏
[CAST]内野聖陽 ケナン・エジェ 忽那汐里 アリジャン・ユジェソイ 小澤征悦 宅間孝行 大東駿介 渡部豪太 徳井優 小林綾子 螢雪次朗 かたせ梨乃 夏川結衣 永島敏行 竹中直人 笹野高史


12/5(土)全国ロードショー


公式サイト

日本人から自分たちが受けた真心の歴史を語り始めた

【Intoroduction】

アジアとヨーロッパにまたがるトルコ共和国。かつてオスマン帝国として歴史に名を刻んだこの国と日本は、長きにわたって交流を深めてきた。日本トルコ友好125周年を迎えた今年。両国の絆の深さを映し出す、史実を基にした二つの物語が映画となって誕生する。  1890年9月、オスマン帝国の親善訪日使節団を乗せた軍艦「エルトゥールル号」は帰国の途中、和歌山県樫野崎(現:串本町)沖で台風に遭遇し、船が大破して沈没。乗組員600名以上が嵐の海に投げ出され、500名を超える死者を出す当時としては世界的にも類を見ない、未曾有の大惨事となった。このとき荒れ狂う海で一刻を争う生命の危機にさらされたトルコ人を目の当たりにした地元住民たちは、漂着した人々を海岸の険しい岩場から担ぎ上げ、台風の影響が残る高波の中に身を投じて漂流者を助け上げて、献身的な救助活動を行った。これによって乗組員69名の命が奇跡的に救われたのである。見ず知らずの外国人を、危険も顧みず不休で助けた彼らの行動はトルコの国民に感銘を与え、その歴史的事実は教科書にも取り上げられて後世まで伝えられている。そしてこの救命活動こそが、トルコと日本が友情で結ばれる原点となったのだ。  

それから時を経た1985年3月。イラン・イラク戦争が勃発し、サダム・フセインはイラン上空を飛行する航空機に対して無差別攻撃の開始を宣言。各国が救援機を飛ばして自国民を脱出させる中、その頃日本ではイランへの定期便を持っていなかったこともあって、日本政府は救援機の派遣を即断できない状況にあった。テヘランに残された邦人、215名。成す術もなく、攻撃までのタイムリミットが迫る。日本大使館では多くの人命がかかる緊迫した事態を打開するため、官民一体となってトルコへ日本人救出を依頼。トルコのオザル首相の英断により、救援機がテヘラン空港へと向かった。このとき空港に集まっていた日本人は攻撃の2時間前にテヘランを脱出することに成功。その陰には自国機が到着したのにもかかわらず苦境に立つ日本人の搭乗を優先させてくれた、トルコ人たちの真心があった。  困難な状況の中にあって名誉や見返りも求めず、ただ目前の人を救おうと行動を起こした125年前の日本人たちと30年前のトルコ人たち。その勇気と誠意を映し出した真実のドラマが、日本の外務省後援、トルコ政府全面協力という両国の国家的支援を得て、壮大なスケールの合作映画として描かれる。  

映画は「エルトゥールル号海難事故(以下、エルトゥールル号編)」と「テヘランでの日本人救出(以下、テヘラン救出編)」、二つのエピソードで構成されている。「エルトゥールル号編」には、内野聖陽が海難事故に遭遇した医師・田村役で主演。グローバルな視点も持つ、豪胆で心優しい明治の日本人を体当たりで演じている。他にも海難事故で生き残ったエルトゥールル号の乗組員で、樫野の人々の温かさに触れていくトルコ人・ムスタファにケナン・エジェ、心に傷を負いながらも田村の助手として人命救助のため健気に働くヒロインのハルを忽那汐里が演じる。またケナン・エジェと忽那汐里は「テヘラン救出編」にも出演し、二役に扮しているのも見どころだ。

さらに「エルトゥールル号編」には夏川結衣、小澤征悦、大東駿介、竹中直人、笹野高史らが、トルコからはアリジャン・ユジェソイが出演。「テヘラン救出編」には永島敏行、宅間孝行らが出演するなど、国際色豊かで芸達者なキャストが顔を揃えている。 監督は「利休にたずねよ」でモントリオール世界映画祭最優秀芸術貢献賞を受賞した田中光敏。今回も小松江里子の脚本を得て、撮影監督に「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜」でセザール賞撮影賞を受賞するなど国際的に活躍する永田鉄男を迎え、伝統に裏打ちされた高い技術を持つ東映京都撮影所のスタッフ、トルコで映画・TV作品を手掛ける制作プロダクション、ボジェッキ・ヤプムのスタッフと共に雄大で美しい映像を作り上げている。  

撮影は昨年12月に京都から始まり、淡路島、そして125年前に海難事故が起こった和歌山県串本町に建てられた当時の漁村を再現したオープンセットなどで、約2か月行われた。その後、撮影の舞台をトルコに移し、イスタンブールでトプカプ宮殿敷地内のアヤ・イレニ、15世紀から東西交易で栄えたマーケットのグランド・バザールなど、撮影許可が滅多に下りない歴史的建造物でのロケも敢行。また港町のアンタルヤには全長30mの「エルトゥールル号」の甲板セットを作って、沈んでいく船を懸命に守ろうとする船員たちの姿をリアルに描くなど、時にはエキストラを併せて約1000人を使った大掛かりな撮影を約2か月行った。  日本とトルコ、9000kmはなれた両国の人々が育んできた友情と絆。政治、経済、宗教に対する考えの違いから、他国に対する疑心暗鬼の心が膨れ上がりつつあるすべての現代人に観てほしい、人が人を想う気持ちが叶えた奇跡と希望を映し出す大作である。

 


(C)2015「orange」製作委員会 (C)高野苺/双葉社



[監督]橋本光二郎
[キャスト]土屋太鳳 山崎賢人 竜星涼 山崎紘菜 桜田通 清水くるみ


12月12日より全国ロードショー!

公式サイト

未来からの手紙が、臆病な「イマ」を変えていく—。 高野苺が織りなす、新たなる青春純愛ストーリーの最高傑作『orange』。

【Intoroduction】

「高校2年生の春。10年後の私から、手紙が届いた。

書かれていたのは、大切な人の未来がそこに無いということ。」 

その切ない世界観だけで誰もがハッとする、まさに少女漫画の枠を飛び越え

た、新たなる青春純愛ストーリーの最高傑作『orange』。“もしもあの時こうしていれば、この後悔はなかったかもしれない”という、生きていれば誰しもの頭に幾度も浮かぶそんな思いを元に、原作者・高野苺が織りなす「未来の自分から手紙が届くファンタジックな世界観」と「大切な人の未来を失わないために“今”をもがきながら奮闘する」という優しく心動かされるストーリーラインが共感を呼び、年齢・性別に関係なくファン層を拡大。

8月25日発売の「月刊アクション」(双葉社)にて堂々完結、累計210万部を誇るコミックス既刊4巻の驚異的な注目度も相まって「orange中毒」となるファンが続出。いま、最も「シェアしたい」作品が早くも実写映画化となりました。未来の自分から届いた手紙を元に、臆病ながらも運命を変えようと奮闘していくヒロイン・高宮菜穂役には、NHK連続テレビ小説「まれ」で新・国民的女優となった土屋太鳳。16歳の健気な女子高生の菜穂と、26歳の運命を背負った菜穂を演じます。菜穂が想いを寄せることになる、心に深い傷を負った転校生・成瀬翔(かける)役には、同じく「まれ」で土屋太鳳の相手役を好演し、さらに話題のドラマに続々出演、大ブレイク中の山崎賢人。これ以上ないほどに旬でフレッシュなふたりの映画初共演が実現しました。菜穂の一番の理解者で翔との恋を応援する心優しきサッカー少年・須和弘人役に竜星涼。クールだが面倒見の良い姉御肌な茅野貴子役に山崎紘菜。イジラれ役で飄々とした不思議少年の萩田朔役に桜田通。仲良しグループのムードメーカー・村坂あずさ役に清水くるみといった、次世代を担う実力派俳優たちが菜穂、そして翔を支えていく同級生役として映画に輝きを与えています。

監督には、日本民間放送連盟ドラマ部門最優秀賞、またギャラクシー賞など各賞を獲得した「鈴木先生」を初め、「スプラウト」「Piece」などの良作ドラマを演出し、自身も原作の大ファンという橋本光二郎。新進気鋭の長編映画初監督として満を持してメガホンをとります。

そして音楽には連続テレビ小説「あまちゃん」で軽快かつ繊細な世界観を創りあげた大友良英。フレッシュな若手から日本エンターテインメント界を代表する大御所まで、まさに世代を、時を超えた最高のスタッフキャストが『orange』に息を吹き込んでいきます。

 

大切な人の未来を救えるのなら、臆病な「イマ」もきっと変えていける。

そう教えてくれたのは、10年後の自分からの手紙。

この冬唯一。そして新たなる青春純愛ストーリーがそっと届きます。


(C)2015「母と暮せば」製作委員会



[監督]山田洋次
[キャスト]吉永小百合 二宮和也 黒木華 浅野忠信 加藤健一


2015年12月12日全国ロードショー


公式サイト

もう息子には会えないと、思っていました。

【STORY】

1948年8月9日。長崎で助産婦をして暮らす伸子の前に、3年前に原爆で亡くしたはずの息子・浩二がひょっこり現れる。「母さんは諦めが悪いからなかなか出てこれなかったんだよ」。

その日から、浩二は時々伸子の前に現れるようになる。二人はたくさんの話をするが、一番の関心は浩二の恋人・町子のことだった。「いつかあの子の幸せも考えなきゃね」。

そんなふたりの時間は、奇妙だったけれど、楽しかった。その幸せは永遠に続くようにみえた—。


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[監督]J.J.エイブラム

[脚本]ローレンス・カスダン

12月18日(金)18時30分 全国一斉公開


公式サイト

新たなる3部作の第1作目、始動――。

【Intoroduction】

映画を超えた史上空前のエンターテイメント『スター・ウォーズ』。その新たなる3部作の第1作目『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が、12月18日(金)ついに公開される。その全容は未だ厚いベールに包まれているにも関わらず、噂がさらなる噂を呼び、熱狂の渦は無限に広がっていく。さまざまな憶測が飛び交い、興奮が世界中を駆け巡る。その熱狂と興奮に巻き込まれることなく2015年を過ごすのは、もはや不可能なのである。

1977年、1本の作品が映画を変え、世界を変えた。『スター・ウォーズ』――それは映画を超えた輝かしい文化であり、神話そのもの。これまで、いかなる映画もその存在を超えることは出来なかった、まさに唯一無二のシリーズだ。その物語は6作で鮮やかに完結し、今なお、世界中の人々を魅了し続けている。そして今、真の伝説が決して滅びることのないように、『スター・ウォーズ』もまた不死鳥のごとく蘇ろうとしている。これまでの栄光と輝きはそのままに、歓喜と驚きに満ちた“全く新しい物語”として――。

 
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