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西本 「ベーカーズプレイス」さん、お店もお店のお名前もとても可愛らしくて親しみやすさいっぱいですね。どういう経緯でこちらでパン屋さんを始めることになったのですか?
番匠 ありがとうございます。私はこれまでに神戸で2年、横浜のホテルで12年間、パン作りに勤めてきまして、ようやく今年の2007年9月14日にこのお店をオープンできました。この場所は私の地元というのもあってこちらを選びました。
西本 気になるお店の名前ですが?
番匠 私の好きな映画がありまして、そのタイトルから「B」と「P」を頂いてつくりました。「職人のいる場所」という意味です。
西本 10数年、人生をパン作りに費やしてきたんですね。まさに「職人のいる場所」という店名がピッタリです。では、どのようにしてパン作りに携わるようになったのでしょう?
番匠 はい、学生の頃に東京の大手のパン屋さんで、友人に頼まれてアルバイトすることになったのです。でも、パンがどうやって作られるのかがどうしてもわからなくってそれがシャクでなりませんでした。それで、だんだんと勉強していくうちにパン作りの魅力に惹かれていったのです。でも、未だにわからないことばかりですけどね(笑)。
西本 なんだかずいぶんと奥の深そうなパンの世界ですね。その魅力とはなんでしょう?
番匠 そのときの温度や湿度、生地に含まれた水分の量によって、毎日同じパンが出来上がらないことでしょうか。それが謎でもありおもしろくもありますね。
西本 今でも売場にたくさんの種類のパンが並んでいますが、オーナーのオススメはありますか?
番匠 現在、パンの種類は60〜70種類くらいありますが、オススメはパンの中にフルーツの入ったドイツパンです。まだお店がオープンしたばかりなので当店のウリにしていきたいですね。
西本 数ある中でも、とくにオーナーのこだわりがこもっているのがドイツパンということですね。種類は60〜70ということですが、お店に並ぶ種類や個数はオーナーが決めていらっしゃるんですか?
番匠 そうですね、パン作りは私1人で行っているので、お店に出す種類も数もその日によって違います。私の理想として、お店に来たお客様がパンを選ぶときに迷うお店にしたいので、たくさんの種類のパンを並べるようにしています。また、パンによってはお馴染みの定番のパンもあれば、食べてみてもらわなければわからないパンもあります。ドイツパンのように見た目で味が想像つかないパンは、売り物分を試食にしているので、試食してもらって、おいしいと気に入れば、買っていただければうれしいですね。。
西本 わぁ・・と、いうことはすべてのパンが限定品みたいで「早い者勝ち」ですね(笑)。でも、これだけの数のパンをオーナー1人で作られているなんて・・1日の流れはどうなっているのでしょう?
番匠 まず、朝4時30分に来たらフランスパンの生地から仕込んで焼きが始まります。それから、ソフト系やデニッシュを焼いて・・フランスパンの分割、成型をしながら、ライ麦パンを仕込みます。その後、食パンやサンドイッチを仕上げて、終わるのがお昼の2時くらいですね。その後は明日の分の仕込が始まります。
西本 ゆっくり休む暇はなさそうですね・・。
番匠 そうですね(笑)。でも楽しみながらやっていますよ。
西本 先ほど、パン作りは難しくて毎日同じものができないといわれましたが、出来具合も日によっていい時と悪いときがありますか?
番匠 もちろんあります。フランスパンでも出来がいいと1日ご機嫌ですが、逆に出来がよくないと少しイライラします。スタッフも近寄らなくなりますね(笑)。
西本 じゃ、スタッフはオーナーの顔色でその日の出来上がり具合を知るわけですね。もちろん、今までもこれからもずっとご機嫌であっていただきたいと思いますが・・(笑) そんな難しいパン作りで気をつけていることってありますか?
番匠 お店で気をつけているのはやっぱり安全衛生面ですね。パン作りにおいては丁寧に作ることです。パンも生き物なので生地にストレスがかかると発酵などうまく仕上がりませんからね。
西本 かわいいパンや楽しそうなパンと種類もバラエティに富んでいますが、パン作りのアイデアはいつ考えているのですか?
番匠 自宅からお店まで車で出勤してくる時間ですね。何かと何かを組み合わせたらどうなるかな、とかスープにつけたらもっと美味しくなるパンはどんなものかなとか・・で、実際に形にできそうだったら、作ってスタッフに試食してもらってます。スタッフがいい審査員ですね。
西本 まだオープンしたばかりということですが、お客様の入り具合とか・・手ごたえはどうですか?(笑)
番匠 おかげさまで平日はとくに夕方が忙しいですね。土日は、お店の正面にスーパーがあるおかげで、帰りのお客様によく寄っていただいています。お子様連れのお客様が多いので、メロンパンのように小さいお子様に人気のパンは1人で食べきれる大きさで作るようにしています。人気の「まるごとりんごのパイ」も小さな姫りんごを使って食べやすくしていますので2つくらい食べてほしいですね。
西本 これからもオーナーのいろいろなアイデアが詰まったパン作りで、種類もどんどん増えていくかと思いますが、ひょっとしたら季節限定のパンなどもすでに考えていたりします?(笑)
番匠 はい、これから寒くなる季節には「クラムチャウダー」とか「キノコのグラタン」を季節のメニューとして加える予定です。クリスマスやお正月もいろいろ思案中ですのでお客様には楽しみにしていてほしいですね。
西本 う〜〜ん・・待ちきれないですね♪まだオープンして間もないですが、今後の夢を聞かせてください。
番匠 来店したお客様が店内で食べていただけるようにテーブルと椅子を置きたいのですが、パンの種類も置きたいのでどうしようかなと・・。あ、あと店舗展開も考えていきたいですけど今のこのお店も大きくしたいなと・・。
西本 パン作り同様に夢もふくらみますね。ぜひ全部叶えちゃってください(笑)それでは、最後にパン好きな読者に向けてメッセージをお願いします。
番匠 そうですね、お客様から「こういうパンを食べたい」とか「以前はあったんだけど今はメニューから消えちゃったパンを復活させてほしい」などのリクエストがあれば、どんどんいただきたいですね。お客様のご要望に応えてあげられるパン屋にしていきたいですね。
西本 温かいオーナーとスタッフのパン屋さんで、これからどんどんファンが増えそうですね。
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