リビングライフ Report Boulangerie aplus
(ブーランジュリ アプリュス)
ブーランジュリ アプリュス
 東浦和の静かな住宅街に佇むおしゃれなパン屋さん「ブーランジュリーアプリュス」。バケットなどのハード系メニューがたいへん好評です。
アプリュスとはフランス語で「またね」の意味
アプリュス外観  本場南フランスでの修行経験と大手の有名パン屋で腕を磨いてきた伊藤オーナー。そこらのコンビニで買えるようなパンは置きたくない、と一貫したこだわりを持ってパン作りに励む一方で、お客様の要望には可能な限り応えたいという柔軟な姿勢も。そのオーナーの人柄もパンの味作りに一役買っているようで、ご近所の常連さんを中心にファンが急増中。季節ごとの新作パンも楽しみです。

●ブーランジュリ アプリュス
Boulangerie aplus

住所/埼玉県さいたま市緑区東浦和7-24-27

TEL&FAX/ 048-795-7993

営業時間/9:00〜18:00
定休日/毎週月曜、第1,3火曜

こだわりのパン屋さん
季節の新作パン


西本 静かな通りにマッチした可愛いパン屋さんですね。伊藤さんがこのパン屋さんを始めるに至った経緯など聞かせていただけますか?
伊藤 はい、この店がオープンしたのは2008年の4月です。パン作りの道に入ったのは20歳頃のことなのですが、もともとはフレンチの勉強をするつもりでした。しかし、フレンチの勉強をしようにもどこも人が余っていまして、だったらパン作りもフレンチ修行の一環と思いパン作りの勉強を始めたのです。すると、思いのほかパン作りが楽しくてそのまま病みつきになってしまった、というのがきっかけですね。それから某大手のパン屋さんで12年間修行したあと、7年間渋谷にある商社に勤めました。そこはフランスの製菓や製パンに使用する機械や材料を輸入していた会社で、パン屋を集めて定期的に講習会を開きパンの作り方などを説明していました。そうこうしているうちに、自分のお店で自分のパンを作りたいという気持ちが大きくなっていって、独立に至ったのです。
西本 パン作りに魅せられた理由とは何だったのでしょう?
伊藤 思ったように作れないということですね。生地を釜に入れて膨らますのですが、場所や湿気などによって思った形に膨らまないのですよ。そのなかなか一筋縄ではいかない、言うことを聞いてくれない、というのがかえって楽しく感じられましたね。
西本 この東浦和という場所を選んだのには何か理由があるのですか?
伊藤 普通なら都内でパン作りを修行すれば、お客様も集めやすいといった理由で都内に出すという考えも多いのかもしれません。でも、私はあまり人の多いところに出すのは気が進みませんでした。私の実家が大宮ということもあって埼玉県内で探したところ、静かな住宅街の中、店の前にある桜並木がとても気に入りまして、ここを選んだのです。
西本 サラリーマンとして勤務しながら、オープンの準備は大変だったでしょう?
伊藤 実は勤務していた商社が大変融通の利くところで、在籍中からいろいろと準備は進めさせていただいていたのです。今この店で使っている機械などはほとんど、その会社のものなので「持ちつ持たれつ」といったところですね(笑)。
西本 どのようなパンがこのお店の定番として並んでいますか?
伊藤 フランスパンのようなハード系のパンや、フルーツの入ったパンが中心ですね。結構、手間がかかるので他のパン屋さんでは力を入れてない種類だと思います。修行していたときのパン屋がこだわっていた種類だったので、そこからはあまりズレないようにやっていこうかなと。「何でもあり」は自分でも好きではないので。
西本 パンの種類は今現在でどれくらいありますか?
伊藤 今だと50種類くらいですかね。季節によって変わりますけど。夏に比べると冬の方が増えて、売り場に並べなくなることもあります。
西本 お客様によっては、お気に入りのパンが売り場から消えると寂しいものがありますね。
伊藤 あ、そういう要望にはできるだけ応えるようにしていますので気軽に言っていただければ。食パンにしても、あんなに白いのは小麦粉の良い部分だけ使っているからなんですが、お客様の中には「悪い部分も使って焼いて」と頼まれることがあるんです。出来上がりはちょっとクセのあるものになりますが、栄養価は高くなるんですよ。そんなふうに、他のパン屋ではやらないかもしれないような要望は受けるようにしています。意外とそれがヒントになったりして、イレギュラーな商品を売り場に出していると結構早く売れたりすることもあるので、おもしろいですね。
西本 一番人気のパンはどれでしょう?
伊藤 クロワッサン・オン・ザ・マンドというフランスでは定番なんですが、クロワッサンにアーモンドクリムがたっぷり掛かったパンですね。いつも多めに作るのですが、今日もすでに売り切れてしまいました。
西本 残念…(笑)。買いに来るお客様はやっぱり近所の方が多いのですか?
伊藤 そうですね、常連のお客様は近所から来られていますが、意外にも何キロも離れたところから車で来られたり、県外から来られる方もいらっしゃいますね。どっから聞きつけてきたのだろうと思います(笑)。
西本 将来的にはどのような展望をお考えですか?
伊藤 私、お酒が好きで以前にバーテンの経験もあるんですけど、後を任せられるような人材が育ったら、呑み屋とかやってみたいですね。
西本 最後にパンが大好き!という読者の方へメッセージいただけますか?
伊藤 まあ、見ての通り店の周りにはこれといって何もないので、この店を目指して来ていただければすぐに見つけられると思います(笑)。季節にあった新作もいろいろ考えています。ご来店の際は店内にパンが並び終わる頃のお昼12時〜12時30分くらいがお勧めです。
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